ローヤルゼリーにはデセン酸という栄養素が含まれています。
デセン酸はローヤルゼリーの中にしか含まれない珍しい栄養素で、その効果に注目が集まっています。
この記事では、デセン酸とは何なのか、その効果についてご紹介します。
デセン酸とは、グリセリンなどの脂肪酸の仲間で、正式名称は「10-ヒドロキシ-トランス-2-デセン酸」です。
デセン酸はローヤルゼリーにしか含まれていないため研究がまだあまり進んでおらず、その働きが100パーセント解明されているわけではありません。
ちなみに脂肪酸とは、脂質が水分で分解された栄養素のことで、植物由来のものと動物由来のものをバランスよく摂取するのが良いとされています。
公正競争規約により、デセン酸は生ローヤルゼリーの1.4パーセント以上、乾燥ローヤルゼリーなら3.5パーセント以上、調整ローヤルゼリーなら0.18パーセント以上含んでいないと
組性基準値としてローヤルゼリーと認められません。
デセン酸は単なる脂肪酸ではなく、生活習慣病を予防する効果があります。
デセン酸は血中コレステロール濃度を抑える働きがあるので、特にLDLコレステロールの値が高くて悩んでいる高脂血症の方には効果が期待できます。
また、血糖値の急激な上昇を防止する効果もあります。
食後に血糖値が急上昇することの悪影響は多く報告されていて、これが慢性的に続くとインスリンの分泌異常を引き起こして糖尿病になり、様々な合併症のもとにもなってしまいます。
また、デセン酸にはイソフラボンやプエラリアミリフィカなどと同様に女性ホルモンに似た働きをすることがわかっています。
あくまで似た働きをするというだけなので、女性ホルモンそのものと比べると働きや効果は弱くなってしまいます。
ですが、更年期障害やバストが小さくて悩んでいる方には嬉しい働きですよね。
デセン酸には皮脂の分泌量を整えてくれる効果もあるので、美容を気にする女性にはおすすめの栄養素と言えます。
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